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JAZZ TOKYO: ESCAPE VELOCITY REVIEW

ジャズ黎明期から1990年代まで活躍したドグ・チーサム (tp,vo) を祖父に持ち、彼に憧れて11歳でトランペットを手にし、翌年のチーサムのメモリアル・サーヴィスでデビューを飾ったセオ・クロッカーは、2007年の大学卒業後、上海に渡り自らの音楽を研鑽する。2010年に上海ジャズ・フェスティヴァルで共演したディー・ディー・ブリッジウォーター (vo) は、クロッカーの才能を高く評価した。2011年にブリッジウォーターのレーベルーDDB Records と契約を交わし、2013年に満を持して帰米、2014年にメジャー・デビュー作となる『アフロ・フィジシスト』をリリースする。2015年にはパーマネント・バンド、Dvrk Funk(ダーク・ファンク)を結成し、その名を関してEPをリリース。そして本作は、ツアーを展開してきたニュー・バンド初のフル・アルバムである。 セオ・クロッカーは、ドナルド・バード (tp)、マーカス・ベルグレイヴ (tp)らオールド・スクール・スタイルの教授陣の薫陶を受けたオハイオ州のオバーリン・コンサーヴァトリー在学中に、黒い大統領と異名をとるフェラ・クティ (vo,etc) の音楽と出逢い、衝撃を受ける。以来、ストレートアヘッド・ジャズと並行してアフロ・ビートのグループでも活動する。上海時代に、ラテン、R&B、ヒップホップとあらゆる音楽を演奏した経験が、クロッカーの音楽レンジを劇的に拡大する。帰米後、多彩なゲストを迎え、アフロ・ビートにフォーカスを絞って制作したのが前作『アフロ・フィジシスト』だ。そしてトランペット、サックスの2管編成のレギュラー・バンド、ダーク・ファンクでのバンド・サウンドで、アフロ・ビート・オリエンテッド、スピリチュアルな音楽を追究したのが本作『Escape Velocity』だ。ライナー・ノーツで、オバーリン・コンサーヴァトリーの恩師の一人、ゲイリー・バーツ (as,ss)も、コンテンポラリー・ジャズの分野で、タイトなバンド・サウンドで一つのコンセプトを追求し、一枚のアルバムが組曲の如く構成された稀有な成功作と、激賞している。 Read Full Review Here: